―━― mail magagine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―      ┏━━━━━━━━○      ┃ みだコロジー ┃      ☆━━━━━━━━┛            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎            ┃ 〜みんなの環で、地球をきれいに〜 ┃            ┗━━━━━━━━━━━━○━━━━━┛ ━― ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━  □■ 第9号 ■□                     【 2007年3月発行分 】   このメルマガを読んで頂いているのは、男性の方が多いのでしょうか?   ホワイトデーが過ぎましたが、皆様何のお返しをされましたか?      クッキーやチョコなんかは定番ですが、最近は「花」なんかも   人気だそうです。プリザーブドフラワーと言う加工が人気で、人体に   影響のない保存液を使用し、生花に近い状態で1、2年保存できるようです。   もちろん私は、このプリザーブドフラワーをお返しにしました☆    ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。      ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送り下さい。 =======================================================================  ◆INDEX     T.  資源の気持ち    〜 水と油 編 〜     U.  特集        〜 産業廃棄物の種類 編 〜     V.  みだ子のつぶやき  〜 キャリアウーマン 編 〜 =======================================================================        I. 資源の気持ち 〜 水と油 編 〜     + +    ____________________+ ● +___ 〜〜〜〜〜〜〜/                     + +    ○●○ 「ものづくりの街」浜松 ○●○   浜松市域を見渡すと、機械工場や、部品工場、・・・多くの工場があります。   さて、ここで一つ質問です。   ものをつくると、何が出てきますか?    ⇒ 「もの」(作った製品)が出来ますね。    ⇒ 同時に、「不要な製品」(削りカスや不良品等)が出ますね。    ⇒ そして、私達の目には触れないことが多いのですが『廃水』が      つきものなのです。      さて、ここで出てきた廃水は、どう処理されているのでしょうか??   ミダックの取引先にも多くの製造業者様がいらっしゃいます。   例えば、金属部品製造工場では、鉄やステンレス、アルミニウムなどの金属   を自動車や産業機械の部品として加工しています。   今回は、機械の製造工程から出てくる、水と油が混ざった液状の廃棄物、   いわゆる“廃油”の処理についてご説明いたします。 *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*    ○●○ “廃油”が出てくる場面とは? ○●○   ●金属の加工の工程からは、まず金属を削ると同時に切削水が発生します。  * 切削水 *   ↓   ↓ 切削には、乾式切削と湿式切削という二つの方法がありますが、   ↓ ここでは湿式の方をご紹介します。   ↓   切削加工工程からでてくるのが、『切削水』。   主に、水溶性の油です。「水と油は混じらない!」とお思いの方もいるかと   思いますが、水と油を混ぜて、クリーム状にして利用されるのです。   エマルジョン化と言われますが、マヨネーズが代表的でしょう。   切削水の役目として、「潤滑作用」と「冷却作用」があります。    << なぜ水が必要か? >>   @粉末を集めて、一箇所に流すため。   削りカス等が飛散しないよう、また一箇所に集めるために、水で流します。   A熱を冷ますため。   金属を加工する行程で、摩擦熱が発生します。これらの温度を下げために、   水が用いられます。   これらの水は、その工場にもよりますが多くは循環利用されていますが、油   と水を一定の割合に保持するため、異物の混入や腐敗等があるため、定期   的に交換する必要があります。つまり、ミダックにて処理をお受けするとい   うことですね。    ●おおまかな製造工程としては、金属を削るか溶かして型に入れています。  * 「鍛造廃液」・「鋳造廃液」 *   ↓   ↓   ここで、鍛造と鋳造という二つの加工工程をご紹介します。   @鍛造加工とは     金属をハンマーなどで叩いて形を整えて製品を作ること。     この工程から出てくるのが、『鍛造廃液』。     主に、ドロッとした鉱物系の油そのものが出てきます。     プレス機の機械油、コンプレッサー廃油、作動油、潤滑油・・・これらの     油と鉱さい(鋳物砂)が混じった状態です。   A鋳造加工とは     溶かした金属を型に流し込み、製品を作ること。     この工程からは、『鋳造廃液』などの液状・泥状廃棄物が排出されます。     代表的な鋳造方法には、ダイカスト(Pressure die Casting)がありま     す。ダイカストとは、「精密な金型(ダイ)に溶融金属を高温で圧入し     高精度で鋳肌のすぐれた鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方法」です。     金型から鋳物をスムースに取り出す際には、離型剤を用います。     鉱物を使わない、環境にやさしい離型剤のタイプのものとして、     エマルションタイプのものがあります。     これは通常、油・水・ワックス・シリコンを主体に乳化(エマルジョン     化)させたもので水で希釈(100倍位)し、利用します。     つまり、『鋳造廃液』の中には、離型剤として油分やスケール(金属     酸化物の被膜)、スラッジ(汚泥)等が混入しています。 *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*    ○●○ さて、この処理の工程は・・・ ○●○  * 油水分離の工程 *   ↓     ↓ 水と油に分離します。    ↓    ↓ 「油水分離」とは、廃水処理の一つで、水中の混入した油分を分離する   ↓ 方法。   ↓ 機械加工工場、石油精製工場やガソリンスタンドなどの含油廃水の処理   ↓ に用いられます。   ↓    ↓ @ 油滴が大きく、水との比重差が生じる場合、油と水の比重差によっ   ↓   て油を水面に浮き上がらせて分離します。   ↓   → 重力分離法   ↓    ↓ A 油滴が細かく、水と油が混じり合っている(=エマルジョン化)場   ↓   合、エマルジョンを破壊するために、酸処理などの前処理を行いま   ↓   す。油水の性状に応じた分離方式を採ります。   ↓    ↓     → ○●水のゆくえ     薬品処理を行ってCODやBODなどの汚れ分を除去した後、基準を満     たして放流されます。     適正処理の後、自然還元されて川や海へとめぐりめぐっている訳ですね。   ↓   ↓    → ○●油のゆくえ     廃油と言われる廃棄物は、廃プラスチックと同様に燃料として再利用さ     れる成分を保有します。     原油高騰の背景もありますが、限りある資源を再利用しなければ     “もったいない”のです。     油分を含む油水には、高カロリー成分を混合し、水とエマルジョン化し     たエマルジョン燃料として流通している再生油(有価物として売却)も     あります。 *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*   こうした廃棄物を処理するためには、許可を取得する必要があります。   原則的には、許可証があるから契約書が作成できます。   これらの書類には「処分方法」が記載されています。   ミダック本社事業所(中間処理施設)では、次の方法があります。     油水分離、脱水、天日乾燥、中和、凝集沈殿、活性汚泥   とはいっても、分かりにくいですよね。   それぞれの処理のカンタンな概要を、添付資料でご覧下さい。     ○●○ 泥状・液状廃棄物の処理方法 ○●○     ⇒  http://www.midac.jp/jp/mllist/gazou/200703-link00.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   排出事業者・処理事業者、双方の共通の目標である「適正処理」   廃棄物が濃いものである程、無害化のために必要な薬品の使用量が多く   なります。   「適正処理」のための、「適正料金」   そのために、例えば廃油にどんな物質が含まれているか、分析結果を   つけて提示していただく必要があるのです。   今回ご紹介したような、油と水に分離して、リサイクル利用する処理方法も   ありますし、処理費用も勘案された、焼却に回して熱源を取り出すと   いう、サーマル利用の方法もあります。   営業中、どこの製造工場に訪れましても、「5S」(=整理・整頓・清掃・   清潔・躾(しつけ))「CS」(=顧客満足)などの標語が掲げられており、   きちんと整理整頓された工程に圧倒されることばかりでした。   というのも、油類を扱っている作業場所で清掃を怠れば、滑って転倒したり   して大怪我につながりかねません。それに手元の作業の先にはお客様がいる   という心意気。   ミダックでも、そんな皆様の業務姿勢に刺激を受け、適正処理のご期待に沿   えるようそれぞれの廃棄物に対して、ご希望に沿った形での処理方法をご提   案します。 =======================================================================       U.  特集   〜 産業廃棄物の種類 〜    + +    ____________________+ ● +___ 〜〜〜〜〜〜〜/                     + +       私達が日々排出している廃棄物。   廃棄物には、『一般廃棄物』と『産業廃棄物(産廃)』があります。   この2つの分類については、先の2月号にてご紹介しました。   (まだご覧になっていない方はぜひバックナンバーをご覧下さい☆)   今回は、『産廃』の分類について、ご紹介します。   Q&Aもありますので、ぜひ考えてみて下さい☆  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   『産廃』は、20種類に分類されます。    ご存知でしょうか。   ※燃え殻、汚泥、廃油、廃酸…詳しい分類はこちら     ⇒  http://www.midac.jp/jp/mllist/gazou/200703-link01.pdf   『産廃のQ&A』   以下の写真の廃棄物の種類はなんでしょう?!     ⇒ http://www.midac.jp/jp/mllist/gazou/200703-link02.pdf   考えていただけましたらこちらの答えをご覧下さい。     ⇒ http://www.midac.jp/jp/mllist/gazou/200703-link03.pdf  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   さぁ、皆さん『産廃のQ&A』の成績はいかがでしたか?   多少疑問を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。   @なぜ、違う性状・排出工程でも同じ分類になることがあるの?   Aなぜ、同じ廃棄物でも、違う分類になるの?  ―――――――――――――――――――――――――――――――....☆   @なぜ、違う性状・排出工程でも同じ分類になることがあるの?   少し前のデータになりますが、H16年度の産業廃棄物品目別排出量では、   産廃の全排出量の内、「汚泥」が実に46%を占めています(環境省)。   ※詳しいデータはこちら     ⇒ http://www.midac.jp/jp/mllist/gazou/200703-link04.pdf   「汚泥」の分類説明によると、   「汚泥:工場廃水などの処理後に残る泥状のもの、各種製造業の製造工程   において生ずる泥状のもの、…」   と、あります。   この説明により、大半の泥状の廃棄物が「汚泥」として分類されると考え   られます。   ですから、「汚泥」と分類される産廃が多いのですね。  ―――――――――――――――――――――――――――――――....☆   Aなぜ、同じ廃棄物でも、違う分類になるの?   それは、廃棄物の「業種指定(=排出事業者の業種が指定されている)」   がある為です。   産廃の種類のうち、「業種指定」があるものについてご説明します。   ●紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残渣、家畜のふん尿、家畜の死体、    動物系固形不要物   以上の7品目については、排出事業者の「業種指定」があります。   因って、例えば同じ紙くずが排出されたとしても、    1、紙加工品の製造業 から排出された紙くず⇒ 「紙くず」    2、塗装工場 から排出された紙くず⇒「廃プラスチック類」   に、分類されます。   見た目は同じでも、全く違う種類に分類されることがあるのです。   不思議だと思いませんか。  ―――――――――――――――――――――――――――――――....☆   今回は、産廃の種類の中でも「汚泥」に注目して紹介をしましたが、   一言で「汚泥」といっても、有機汚泥や無機汚泥、含水率の高い   ものや低いもの等色々ありますし、泥状とはどこまでを泥状と呼ぶのか…   粉状のものも全て汚泥で良いのか??   現状ではこれら全てが「汚泥」とされています。   「汚泥」の中でも、さらに分類することができると思いませんか?   20種類にも厳しく分類されている産廃。   ですが、まだまだ分類基準が曖昧な部分もあります。上に挙げた「汚泥」   一つをとってみても分かるように、その範囲が広いのです。   逆に、同じ廃棄物なのに係わらず「排出事業者」の業種の違いによって   種類が分かれることについては不思議に思われるかもしれません。   産廃の「法律と現場の食違い」なのです。   昨今厳しくなっていると言われる廃棄物の処理ですが、今後さらに厳密な基準   を設けることが必要となるのではないでしょうか。 ========================================================================     V.みだ子のつぶやき 〜 キャリアウーマン編 〜  + +    ____________________+ ● +___ 〜〜〜〜〜〜〜/                     + +   さぁ今回も皆様お待ちかねの「みだ子のつぶやき」の時間がやってきました。   今回も前号に引き続き、ミダックの第一線で活躍している「女性」にスポッ   ライトを当てましょう!   「彼女」もミダックの看板女性の一人☆   時には厳しくそして優しく、   時には寡黙に仕事をこなす今月のみだ子。   興味のおありの方が多いのでは?   今回は一問一答形式「みだ子」を紹介いたしましょう。   Q. 誕生日は?   A. 6月27日です。   ● 優香と同じ誕生日ですね!!どうりで優香そっくりなわけです。   Q. 出身地はどこですか?     A. 静岡県磐田市に生まれ育ちました。   ● 長澤まさみと一緒ですね!!   Q. 休日の過ごし方は?   A. 寝ることです。   ● 休日は仕事に疲れて寝ちゃってるんですね。   Q. 好きなスポーツ   A. 最近はあんまり泳いでないけど水泳かな?   ● 水泳するんですね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    でも、あれあれ?休日は仕事に疲れて寝ていることが多いみたいですね。   仕事中は結構派手な方なんですけど(笑)   次からが本題。会社での仕事っぷりはどうなんでしょう =========================================================================   Q. ミダックの仕事のここがおもしろい!こんなところにやりがいがある!     というところってありますか?   A. 今までいろいろな部署を転々としましたが、新しい部署にいくと、全く     新しい業務を覚えられ、また、いろいろな部署の立場で物事を見られる     ようになるのが楽しいです。   ● ほんとに多くの職場を経験しているみだ子さん。環境計量士とかいろんな     資格も持っているんですよね!   Q. 今までで一番つらかった仕事はなんでしょう?   A. 過去は忘れるタイプなので …。つらいことを引きずってなんていられません!     これからの業務の方が今までで一番大変になると思います。   ● アハハ!そうなんですね。つらいことを引きずらないことがみだ子さんの     「タフさ」の秘訣なんですね!   Q. ミダックに入社して今までを振り返って一言で表すと?   A. 早い8年でしたが、いろいろ勉強・経験させて頂きました。これからも     いろんな角度から会社を客観視できるよう、がんばりたいと思います。   ● インタビューに答えていただいてありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    常に前向きで、仕事に対して頑張り屋さんな今月のみだ子。   ぬいぐるみが大好きな今月のみだ子。   みんなの憧れのみだ子。   インタビューに答えていただいた、みだ子さん、ありがとうございました。   これからもミダックの社員をどんどん紹介していきますので期待して待って   いてくださいね。 ========================================================================  □■ 編集後記 ■□   先日、平成20年度の新卒採用の会社説明会に大阪に行って参りました。   自分も2年前、まったく同じような立場で説明会に参加し、話を聞いたのを   鮮明に覚えております。   「環境」と言うテーマのもと、多くの学生さんが当社を志望してくれる   ことは非常にうれしいことだと思います。   公害が問題になった1960年代。環境と言うテーマがスポットライトを浴びて   きた現代。今必要なのは高い意識を持った若い力なのだと思います。   そんな中、今から入ってくる学生達に負けないよう、環境業界の一翼を担う   人材として活躍したいと思います。   次回の発行は4月19日(木)の予定です。どうぞお楽しみに☆ =========================================================================  ◆ミダックは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄えるかけがえの   ない地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う環境創造集団   としての社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物処理を追及して   まいります。   株式会社ミダック   静岡県浜松市有玉南町2163番地   TEL:053-471-9361  FAX:053-471-9373   http://www.midac.co.jp/ :*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。 .:*:.  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。  ◆ご意見、ご質問もお待ちしております!          ⇒ melmag@midac.jp   メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。 :*:.。 .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:.