━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ☆  みだコロジー2007           ☆   ☆                       ☆   ☆     〜みんなの環で地球をキレイに〜   ☆                     _____/ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━   ≪ 9月号 【電子マニフェスト】 ≫                        【2007年9月13日発行分】    こんにちは!!    全国的に酷暑だった夏も終わり、秋がやってきました。    夏の疲れは早く解消し、この季節を満喫したいものです。    さて、今月のテーマは≪電子マニフェスト≫      現在ミダックでは電子マニフェスト普及キャンペーンを行っています。    多くのお問い合わせを頂いており、皆様の関心の高さがうかがえます。    先月号で紙マニフェストについては触れましたが、電子マニフェストに    ついては触れておらず、よく分からないという方がいらっしゃるかと    思います。    “今が旬”と思い、概要を探ってみました。   ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。      ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送り下さい。 =======================================================================  ☆ 今月のMENU ☆     T. 〜 電子マニフェスト?  〜     U. 〜 紙との違い      〜     V. 〜 どんなメリット?   〜     W. 〜 まとめ        〜     ◇◆   編集後記    ◆◇ =======================================================================     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    ☆ T. 〜 電子マニフェスト? 〜    ☆     \___________________/    パソコンを用いて、情報処理ネットワーク上でマニフェスト情報の報告・   管理等のやりとりを行うものが電子マニフェストシステムです。   従って、電子マニフェストは、紙のように形はありません。また、排出者   ・収集運搬業者・処分業者が揃って登録し、運用する必要があります。     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    ☆ U.〜 紙マニフェストとの違い 〜   ☆     \___________________/    紙マニフェストと異なるのはもちろん形だけではありません。   ここでは、代表的な特徴を挙げてみたいと思います。   @ マニフェストの交付・登録   <紙> 廃棄物を引き渡す際に、排出者が発行します。   <電子>廃棄物を引き渡した日から3日以内に、排出者がマニフェスト       情報をパソコンで登録します。   A マニフェストの保存   <紙> 廃棄物処理に関わった各事業者が5年間保存します。   <電子>各事業者に代わり、情報処理センターがマニフェスト情報を       5年間保存します。     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    ☆ V.  〜 どんなメリット? 〜    ☆     \___________________/    ◇事務処理の効率化◇   * パソコンや携帯電話で、マニフェスト情報を登録・報告できます。   * マニフェストの保存が不要です。   * パソコンで廃棄物処理の状況を簡単に把握・確認できます。   * マニフェスト情報の一覧や受渡確認票(単票)の印刷ができます。   ◇法令の遵守◇   * マニフェストへの記載漏れを防止でき、漏れがあった場合は登録が     できず、廃棄物の処理は行われません。   * 排出事業者の処理終了確認期限が近づくと自動的に確認し、排出事     業者に注意喚起します。   ◇データの透明性◇   * 第三者である情報処理センターがマニフェスト情報を管理・     保存します。   * マニフェスト情報の変更・取消等の履歴をシステムで管理します。   ◇マニフェスト交付状況の報告◇   * 法改正により、来年度よりマニフェストの交付状況を都道府県知事     に報告する事が義務付けられましたが、電子マニフェストを用いた     場合、その報告が不要となります。     (詳細はこちら↓↓↓)    < http://www.midac.co.jp/jp/mllist/gazou/200709-01-01.pdf >       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    ☆ W.  〜 まとめ 〜         ☆     \___________________/    電子マニフェストシステムの導入は、現段階では法で義務付けられて   はいません。   しかし、企業の社会的責任が厳しく問われる今日において、廃棄物の   適正処理はその筆頭になり得ます。電子マニフェストシステムは、   社会的責任を果たす一つの手段と言えます。   関係者の皆様、この機会にシステムの導入について検討してみては   いかがでしょうか。 ======================================================================== ◇◆ 編集後記 ◆◇    8月号・9月号とマニフェストについて連載してきましたが、    いかがでしたでしょうか。    私たちにとっては、多くの関係者の方々に電子マニフェストを    導入して頂くことが理想ではありますが、まずはシステムに    ついて理解を深めていただくことが必要と考えています。    従って、このメルマガを通じて少しでも興味を持って頂ければ    幸いです。    ・・・最後に・・・    ☆*** とあるミダ子のお仕事紹介 !! ☆***    私の働く事業部では水ものの廃棄物を処理しており、強酸や    強アルカリ、廃油などを受け入れています。    処理の仕方は毎回極めてまちまちで、排出事業者さんによって    廃棄物のキャラが異なるんだなぁ…と実感しています。    処理の仕事ではまだまだ不慣れなことが多いものです。    配属されたての頃、大失敗をして脱水設備のまわりを汚泥まみれにして    しまったことがあります。事業部の方々に協力して頂いて全部布で    ふき取って(流出してしまいますので!)後始末をしたんですが、    皆さんに大きな迷惑をかけてしまいました。    真っ黒になった布切れを抱えて「ああああ…怒られる」と縮んでいた    私でしたが、「これはみんな一回は失敗することだから、次にしなけ    ればいいんだよ。」と言ってくださる方がいたり、ある方は自分の    入社したての頃の失敗談をして励ましてくださいました。    まさかそんな言葉をかけてもらえるとは思っておらず、びっくり    しました。ほんまにありがたい事です。もう絶対この失敗はしません!    入社してまもなく半年を迎えますが、ひとつひとつ経験して学んでいく    ことの大事さをずっと忘れないでおこうと思います。    そろそろ秋になりますね。    水処理の作業現場では最近トンボが飛んでいるのをよく見かけます。    今年の夏はとにかく暑かった!!    夏の疲れが残っているという方には『半身浴』がおススメです☆    体内の老廃物を排出し浄化できる上に、入浴時にのみ汗をかくため、    入浴後もすっきり爽快です。ゆとりのある時間も持てますよ。    やっぱり日本人にお風呂はかかせませんね☆    ☆次回予告☆     火事!台風!!地震!!! →→→ その時に出るゴミとは?? ―━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━        ┏━━━━━━━━━━━━━━○       ┃  プチ★みだコロジー   ┃       ☆━━━━━━━━━━━━━━┛ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―  □■ 第3号 □■                       【2007年9月27日発行分】   こんにちは〜   酷暑の夏も過ぎて本格的に秋らしくなってきましたね。   9月は最も台風が多く発生・日本列島に接近し、   風雨による災害が多い時期でもあります。   台風などの天災では、人的被害もさることながら   “大量のゴミが発生して、その後片付けが大変である”   ことをご存知でしょうか?   天災といえば、最近では「新潟県中越沖地震」が記憶に新しいです。   今回のプチ☆みだコロジーは、そんな“災害ゴミ”について   特集しました。 ======================================================================              ▲▽災害ゴミ▽▲   <CONTENTS>   1.災害ゴミとは?   2.災害ゴミの困ったところ   3.災害が起こったら・・・ =======================================================================   1.災害ゴミとは?   災害ゴミとは、災害に伴って発生するゴミの総称で次のようなものを   言います。   ・天災により倒壊した家屋や、天災の衝撃で壊れたりしたもの    ex:家屋の破片/家電/衣類/食品容器...etc   ・使用済みとなった援助物資など   大切な家屋や持ち物を“ゴミ”と言ってしまうのはなんだか悲しい・・   でも、財産を一瞬にして奪い取っていく、それが天災なんですね。   また、災害ゴミには次のような特徴があります。     ・一時的に大量に出る     ・分別されていない     ・便乗ゴミも大量に混ざることがある   このような特徴から、災害ゴミにはちょっと困ったところが   あるのです・・・ *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*   2.災害ゴミの困ったところ   ●処理能力を超える災害ゴミ   災害ゴミの特徴として“一時的に大量に出る”と言いましたが   実際どのくらい出ているのでしょうか?   12年前の「阪神淡路大震災」の発生量は、      道路・鉄道等の公共・公益施設:約550万トン              住宅・建築物:約1450 万トン  (阪神・淡路大震災教訓情報資料集:http://www.iijnet.or.jp/kyoukun/)   ちなみに、浜松市の一般ごみ1年間の総排出量は約32万トンです。   まさに想像を超える量ですね・・・   このように“一時的に大量に出る”災害ゴミは、   地域でのゴミ処理能力以上になり、新たな処分先の確保が必要となります。   また、処理能力以上のゴミは、一旦「仮置き場」に移されますが、   「仮置き場」として利用されるのは地域の公園や民有地で、   一般環境との遮断効果がほとんどありません。   ということは、仮置き期間が長くなれば、“悪臭の発生”“汚水の漏出”   などの衛生上の問題が発生する恐れがでてきます。   ●災害ゴミの分別   災害ゴミはその性質上、ほとんどのものが分別されていません!!   そのため、分別作業が必要となります。   分別は大まかには重機で行われますが、細かい分別については   どうしても手作業が必要となり、とても大変です。   大量のゴミを手作業で分別・・・人手がいくらあっても足りませんよね。   ●便乗ゴミ   災害ゴミは個人負担としてはタダ!   通常、お金を出して引き取ってもらうような粗大ゴミ等も、   行政がタダで処分してくれるのです。   しかし、そのような状況を利用して、   災害によって発生したゴミ以外のゴミを捨てる人達も少なくありません。   自転車やタイヤなどをはじめ、アスベストや注射針や薬品といったもの   まで捨てられることもあるとか・・・   危険なゴミを無神経に捨てていく、その意識をまず捨てて欲しいものです!              ●○●○●○●○●   以上のような困ったところを持つ災害ゴミの処分には、膨大な「費用」   そして「時間」がかかります。   阪神淡路大震災の災害ゴミ処理費用はなんと2,655億円!!   また、処分完了までには2年弱を要したとのことです。   (阪神・淡路大震災教訓情報資料集:http://www.iijnet.or.jp/kyoukun/    阪神・淡路大震災関連情報データベース                 :http://sinsai.fdma.go.jp/search/より) *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*   3.災害が起こったら・・・   災害が発生すると、食料や着るもの、寝る場所の確保がまず第一に   考えられます。   しかしそれ以外に、衛生状態を保ち伝染病等の蔓延を防ぐためにも、   これまで見てきたような“災害ゴミ”処理への迅速な対応が必要と   されているのです。   どこかで災害が発生したら、そんな点でも   「何か自分にできることはないかな?」   と、考えてみてはいかがでしょうか??   あなたのボランティア精神が、   この厄介者の“災害ゴミ”処理につながるかもしれません☆   また、前述したように災害ゴミの処理は、   その地域の処分場だけではとても間に合わないのが現状です。   そこで!!こういう場面こそ、   私たちのような廃棄物処理業者の頑張りどころなのです。   私たちも、廃棄物処理業者の一員として   「自分たちにできること」を考えていきたいと思います。 *----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*   □■編集後記■□   プチ☆みだコロジー9月号はいかがでしたか?   「災害ゴミ」について、少し身近に感じられたでしょうか?   ミダックでは8月31日〜9月5日の6日間   新潟県中越沖地震被災者救済支援のボランティア活動を行い、   協賛業者とともに4tパッカー車と10tコンテナ車、合計17台で   約30tの災害ゴミの運び出しを行いました。   そこで今回、ボランティア活動を行ったミダック社員にお話を   聞いてみました★ +++【インタビュー】++++++++++++++++++++++++   ▼▽具体的にはどのようなボランティア活動をしたのですか?▽▼   ―今回は、柏崎市内の工場跡地に集められた木くずなどの災害ゴミを    富士宮市にあるミダックふじの宮まで運び出し、焼却、その後の    燃え殻は富士市の埋立地で処分、という流れのもと作業しました。   ▼▽何か大変だったことはありますか?▽▼   ―そうですね、手続きの面で少し苦労がありました。   ▼▽ボランティアをするのに、どうして手続きが必要なんですか?▽▼   ―民間の企業は、信用という面でなかなか一般ゴミの処理を    任せてもらえません(一般ゴミの処理責任は市町村が担っているので、    ほとんどの一般ゴミは市町村が管理するゴミ処理場で処理されています)。    市町村が出すゴミを悪徳業者が引き受けて、    不法投棄や不適正な処理を・・・なんてことがあっては困りますよね?    さらに、今回のことで言えば柏崎市のゴミが富士宮市や富士市へ    運ばれることになるので、市同士の事前協議も必要になります。    しかしながら今回は、以前の中越地震時の実績があったので、    県や市との話がしやすくなったんですよ。   ▼▽なるほど、勉強になります。では最後に一言!▽▼   ―今回29tを運び出しましたが、これは本当にほんの一部分にすぎません。    まだまだ大量に残っている状態ですが、一日も早く片付いて復興される    ことを願います。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++   ボランティアをするためには「助けたい」という気持ちだけでなく、   「助けることができる」信用も必要なんだということに驚きです。   迅速に対応するためには廃棄物処理業者が日々信頼を得ていくこと、   そして市町村と協力しあう基盤があることが大切なのですね....★         ♪♪♪次回もどうぞお楽しみに♪♪♪ =====================================================================  ◆ミダックは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄えるかけがえの   ない地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う環境創造集団   としての社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物処理を追及して   まいります。   株式会社ミダック   静岡県浜松市有玉南町2163番地   TEL:053-471-9361  FAX:053-471-9373   http://www.midac.co.jp/ :*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.::*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。  ◆ご意見、ご質問もお待ちしております! ⇒ melmag@midac.jp   メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。 :*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.