━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ☆  みだコロジー2009            ☆   ☆                         ☆   ☆     〜みんなの環で地球をキレイに〜 ☆                       _____/ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━    ◆◇ 産業廃棄物について ◆◇                                           【2009年7月9日発行】    読者の皆さん、こんにちは!    今年の4月にミダックグループの一員になりました新入社員です。    今月号よりメルマガの執筆を担当いたします。    よろしくお願いいたします。    さて、ミダックグループでは一般廃棄物の収集運搬と産業廃棄物の    収集運搬、中間処理、最終処分を行っています。    ここで気になるのが同じごみ・廃棄物でも一般廃棄物と産業廃棄物の    2つの種類に分けられていることです。    そこで、今回は産業廃棄物とは何かということと、    その区分についてご紹介いたしますので、    廃棄物を排出する際の参考にして頂けたら幸いです。    ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。       ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================    <CONTENTS>    【T.廃棄物とは】    【U.産業廃棄物の区分(1)】    【V.産業廃棄物の区分(2)】    【W.まとめ】 ===================================    【T.廃棄物とは】    そもそも「廃棄物」とはなんでしょうか。    廃棄物とは不要物で、有価で取引できないものをいいます。    つまり、不要になったもので、誰も買ってくれないもののことです。    そして、廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分類されています。    一般廃棄物は産業廃棄物に該当しない廃棄物全てで、私たちの    身近にある最もイメージしやすい家庭からでる生ごみや紙くず等です。    産業廃棄物は、おおまかにいえば企業の事業活動にかかわる場から    出るごみで、法律や政令で決められた20種類のものをいいます。 ***********************************    【U.産業廃棄物の区分(1)】    産業廃棄物は全部で20の種類が指定されています。    この20種類は事業活動の種類にかかわらずすべて    産業廃棄物になるものと、特定の事業活動によって    産業廃棄物になるものに分かれます。    まずは、前者に区分される12種類についてご紹介します。       ◆燃え殻  ◆汚泥      ◆廃油   ◆廃酸  ◆廃アルカリ      ◆ゴムくず ◆金属くず    ◆ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず    ◆鉱さい  ◆廃プラスチック類    ◆がれき類 ◆ばいじん(※1)    これらの廃棄物は事業活動の種類にかかわらず、事業者から    排出される場合は全て「産業廃棄物」となります。    液体の廃棄物は油分の有無で廃油、pHの数値で廃酸、廃アルカリの    いずれかに分類されます。    (※1)ばいじんに関して     特定の施設の集じん施設から排出される場合に限ります    〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆☆ちょっとこぼれ話☆☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ■グリストラップについて    お客様からのお問い合わせが多いものにグリストラップがあります。    グリストラップは飲食店などの厨房に必ず設置されていて、    排水の中から生ごみ、油分を分離し、下水に流れるのを防ぐ装置です。 構造は3層に分かれており、    ・第1層でバスケットを設置し固形物(生ごみなど)を取り除きます。    ・第2層では排水の速さを制御し、油分を浮上分離させます。    ・第3層では油分を取り除かれた水が配水管を通り下水へ流れます。    このとき、第1層で分離された固形物は事業系一般廃棄物として    分類されます。    そして、第2層で分離された油分は産業廃棄物の廃油、汚泥に    分類されます。    廃油、汚泥は産業廃棄物ですので一般廃棄物の生ごみと一緒に    排出することはできず、産業廃棄物収集運搬業と処分業の許可を    持った業者に委託する必要があります。    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ***********************************     【V.産業廃棄物の区分(2)】    次に、事業活動の種類に指定のある8種類についてご紹介します。    ◆紙くず ◆木くず ◆繊維くず    ◆動植物性残渣   ◆動物のふん尿    ◆動物の死体        ◆動物系固形不要物 ◆処理物    例えば紙くずの場合、法令で指定されている事業活動の種類の例は    パルプ、紙または紙加工品の製造業など紙と関わりの深い業種が    指定されています。    このように指定された種類の事業活動の場から排出された場合は    産業廃棄物として取り扱われます。    一方、同じ紙くずでも指定業種以外の事業者から排出される場合、    例えば事務所などから排出される場合は産業廃棄物ではなく    一般廃棄物として取り扱わなければなりません。    この場合、一般家庭から排出される生活系一般廃棄物と区別して    事業系一般廃棄物と呼ばれます。    事業系一般廃棄物については10月号にて採り上げる予定です。 ***********************************  【W.まとめ】    産業廃棄物とは、事業活動全般から生ずる廃棄物で、    法律や政令で定められた20種類のものをいいます。    この20種類の中には事業活動の種類にかかわらず産業廃棄物に    なるものと、事業活動の種類によって産業廃棄物になるものが    あります。    そのため、同じ「もの」でも産業廃棄物に分類されたり一般廃棄物に    分類されたりすることがあります。    また、一口に産業廃棄物といっても紙くずと廃プラスチック類が    混在している場合、一般廃棄物である生ごみと産業廃棄物である    廃プラスチック類のビニールが混合している場合などがあります。     もし、廃棄物の分類に関して迷われることがありましたら    お気軽にミダックグループ各社までお問い合わせ下さい!! ***********************************     ■□編集後記■□    今回のテーマは産業廃棄物とその区分についてでしたが、    いかがでしたでしょうか。    今年度の新入社員はグループ各社の中間処理施設、焼却処分施設、    一般廃棄物・産業廃棄物の営業とバリエーションに富んでおります。    今後のみだコロジーでは各現場の利点を生かし、一般廃棄物と    産業廃棄物に関する情報をお伝えしていく予定です。    次回は8月6日発行予定、    みだコロジー『特別管理産業廃棄物』についてです。           ♪♪ お楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:***:.。.:*   ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。    ご意見、ご質問もお待ちしております!    (メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。)   ⇒ melmag@midac.jp   ◆バックナンバーはこちらからご覧ください。     ⇒ http://www.midac.co.jp/jp/mllist/ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:**:.。.:***:.。.:*    <みだコロジー2009>     発行日:毎月第2木曜日     発行元:株式会社ミダック    株式会社ミダック    静岡県浜松市東区有玉南町2163番地    TEL: 053-471-9361 FAX: 053-471-9373    URL: http://www.midac.co.jp/    ミダックグループは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄える    かけがえのない地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う    環境創造集団としての社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物    処理を追及してまいります。   ※掲載された記事・情報を許可なく転載することは固く禁じますが、    メールを職場の同僚やご友人に転送していただくことは大歓迎です! ――― Copyright(C)2006-2009 MIDAC CO.,LTD. All Right Reserved.―――