━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ☆  みだコロジー2010            ☆   ☆                           ☆   ☆     〜みんなの環で地球をキレイに〜    ☆                         _____/ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━    ◆◇ ミダック処理現場レポート ◆◇                        【2010年12月9日発行】 読者の皆さん、こんにちは! 12月になり、寒さがいっそう厳しくなってきました。    読者の皆さんは体調を崩されていませんか?    ミダックはこの冬も寒さに負けず、頑張っていきます。    ところで、読者の皆さんはミダックの各事業所でどのような処理を    しているかご存知でしょうか? 過去のメルマガでも度々取り上げているので、処理の概要を    ご存知の方も多いのではないでしょうか。    とはいえ、現場の運営管理に当たり、ミダックとしての処理    に対する取組みや管理体制をご理解を頂く機会というのは、    少ないのではないかと思います。    静岡県や静岡市では、条例により年に1回の現地確認が義務付けられて    います。また、改正法には現地確認が努力義務として盛り込まれ、 全国的にも現地確認の必要性に対する認識が高まっていると 思います。    そのような背景を踏まえ、今回のみだコロジーでは    ミダックの事業所について改めて知って頂くために    処理現場レポートという形で施設紹介をしたいと思います。        ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。      ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================    <CONTENTS>     【T.概要レポート】    【U.施設レポート】    【V.取組みレポート】    【X.まとめ】 ===================================    【T.概要レポート】    みだ子  :こんにちは。今回のミダック処理現場レポートを          担当させて頂くレポーターのみだ子です。          今回は第1弾として豊橋事業所をレポート致します。    〜豊橋事業所〜    みだ子  :こんにちは、今日は取材のご協力ありがとうございます。    責任者  :いえいえ、豊橋事業所の処理に対する          取組みや管理体制を読者の皆さんに伝える事が          出来ると思えば、全然苦になりませんからね。          気になるところは何でも聞いて下さい。            みだ子  :それでは早速お聞きしますが、豊橋事業所では どのような処理が行われているのでしょうか?    責任者  :そうですね。豊橋事業所には2つの工場があり、          それぞれ処理が異なります。          まず、第1工場では搬入された廃棄物の選別・混練の          中間処理を行っています。搬入された廃棄物は          振動ふるいや磁選機によって選別を行い、廃棄物の中に          混ざっている金属や塊等の異物を取り出します。          その後、薬剤処理をして、リサイクル品製造工場や          管理型処分場に搬出しています。          リサイクル品製造工場で更に処理が行われ、          土木資材等に生まれ変わります。               第2工場では缶やペットボトルに入ったジュースや          入浴剤など廃棄製品の処理を行っています。          廃棄製品を破砕後、振動ふるいで中身と          容器に分け、容器であるアルミ缶やスチール缶は          金属の原料として搬出し、ペットボトルなどの          プラスチック類は再資源工場に搬出しています。              みだ子  :第1工場では選別・混練の中間処理、第2工場では          廃棄製品の処理を行っているとの事でしたが、          各工場の廃棄物の許可品目を教えてください。    責任者  :第1工場は燃え殻、煤塵、汚泥、金属くず、鉱さい、          ガラス・コンクリート・陶磁器くずの許可を          取得しています。          他にも特別管理産業廃棄物として特定有害燃え殻、          特定有害煤塵、特定有害汚泥の許可を取得しています。          第2工場は廃プラスチック類、金属くず、          ガラス・コンクリート・陶磁器くず、汚泥、          廃油、廃酸、廃アルカリの許可を取得しています。    みだ子  :豊橋事業所は特定有害燃え殻、特定有害煤塵、          特定有害汚泥にも対応できる施設なんですね。                    読者の皆さん、豊橋事業所の概要はご理解いただけた          でしょうか?          続いては実際の処理現場に行ってみたいと思います。                   ***********************************    【U.施設レポート】    〜工場前にて〜          みだ子  :ちょうど今、廃棄物を積んだトラックが豊橋事業所に          入ってきました。    責任者  :トラックは計量を行い、内容量の確認を行います。          その後、ゴミ等の異物混入がないか、反応ガスが出てない          かを確認します。    みだ子  :シャッターが開き、トラックが第1工場に入っていきます。                       責任者  :豊橋事業所の周辺は民家や畑があるので廃棄物が工場の          外に飛散しないように常に自動開閉式シャッターが          設置してあり、車両や人の出入りの時だけ開きます。     みだ子  :なるほど。飛散対策もばっちりということですね。                    それでは工場の中を見ていきましょう。    〜第1工場内にて〜           みだ子  :煤塵を扱っているため埃っぽいかと思いましたが、          思っていたより埃っぽくありませんね。    責任者  :はい。定期的にミストを噴射することによって          空気中の埃に水を付着させ、埃の飛散を防いでいます。          他にも工場内に集塵機を設置して、常に埃が          舞っていない状態にしています。    みだ子  :粉塵対策を徹底して行っているのですね。          先ほど入ってきたトラックが廃棄物を受入ヤードに          降ろしています。    責任者  :受入ヤードに降ろされた廃棄物は重機によってホッパー          に投入され、選別・混入設備にて処理が行われます。                    処理が終わった廃棄物は重機によってトラックに          積み込まれ搬出されます。    みだ子  :次は、廃棄製品の処理を行っている第2工場を          見ていきましょう。      〜第2工場内にて〜    みだ子  :第2工場の入り口にもシャッターが          付いているのですね?    責任者  :豊橋事業所では全ての作業を室内で行っています。          重機やフォークリフトを使って作業をしますので、          廃棄物の飛散だけでなく騒音の防止にも注意を          払っています。        みだ子  :騒音対策も重視する点ですね。          第2工場では破砕する時、スチール缶、アルミ缶、          ペットボトルが混ざった状態で破砕するのですか?    責任者  :いえ、全て一緒に破砕するというわけではありません。          破砕の前にスチール缶、アルミ缶、ペットボトルと          分けてから破砕を行います。    みだ子  :破砕された後、アルミ缶やスチール缶は金属の          原料として搬出され、ペットボトルなどの          プラスチック類は再資源工場へ搬出される          とのことでしたが、中身の液はどうしているのですか?    責任者  :中身の液は第2工場すぐそばのタンクに集め、 2次処理先で焼却、中和の処理を行います。    みだ子  :それでは最後に事務所で豊橋事業所の取組みを          聞いていきたいと思います。      ***********************************    【V.取組みレポート】    〜事務所内にて〜    みだ子  :廃棄物の処理というと複雑なイメージがあるのですが、          やはり作業員の知識や経験が重要に          なっていくるのでしょうか?              責任者  :はい、確かに作業員の知識や経験は重要になってきます。          しかし、処理作業に共通の知識がないと困るので          処理作業の手順書を作成しております。         みだ子  :処理作業の手順書の他に作成している書類は          ありますか?       責任者  :緊急時対応マニュアルや緊急連絡網を作成しております。          作成したマニュアルに則り緊急時対応訓練を定期的に          行っています。              みだ子  :事故が起きてからの対応が早ければ被害が少ないので          常日頃から訓練しておくことが大切ということですね。          責任者  :はい。漏洩事故等は対応が遅くなればなるほど、          被害が広まるので、時間との勝負だと思います。              みだ子  :先ほど「処理作業に共通意識」と言われましたが、          手順書以外にはありますか?         責任者  :豊橋事業所では毎朝朝礼や定期的にミーティングを行い、          作業員の間で搬入される廃棄物の情報や豊橋事業所の          問題点を話し合い、情報の共有を図っています。        みだ子  :その他、どのような取組みがありますか?              責任者  :2次委託先に対して1年に1回以上現地調査を          行っています。                    他にも2次処理先リサイクル品の含有物や溶出試験結果の          分析の報告をしてもらっています。    みだ子  :なるほど、搬出先の管理もばっちりですね。          それなら安心して廃棄物を委託することができますね。              本日はお忙しい中、ありがとうございました。       責任者  :いえいえ、こちらこそお役に立てたなら光栄です。            ***********************************    【W.まとめ】    みだ子  :読者の皆さん、豊橋事業所の取組みや管理体制について          ご理解いただけたでしょうか?          排出事業者が処理委託先について深く知ることは          不適正処理に巻き込まれないために必要なことです。              処理委託先の情報を得るのにパンフレットや          インターネットに頼るのではなく、実際に見学に          行ってみてはいかがでしょうか?          ミダックでは施設見学会を毎月第3水曜日に          行っています。お気軽に参加してください。          詳しくはミダックのホームページをご覧ください。          それでは読者のみなさん、またお会いしましょう。       ***********************************    ■□編集後記■□    今回のみだコロジーはいかがでしたか?    自社の処理施設のため知っていると思っていたことも、違う視点から    調べてみるといろいろ勉強になりました。これからも読者の皆さんに    ミダックを正しく知ってもらうために日々勉強していきたいと思います。        次回は1月13日発行予定、 みだコロジー「ミダック処理現場レポートA」についてです。           ♪♪ お楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*   ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。    ご意見、ご質問もお待ちしております!    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