━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━   ☆ みだコロジー2017           ☆   ☆                    ☆   ☆ 〜みんなの環で地球をキレイに〜    ☆ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━   【2017年2月1日発行】   読者の皆様、こんにちは!   1月下旬、日本は稀勢の里関の優勝、横綱昇進で盛り上がりました。   今まで、チャンスがあってもなかなか優勝できなかったとのことで   苦労が報われた形となり、とてもおめでたいことだと思います。      それでは今月号も最後までお付き合いよろしくお願いします!   ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。   ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================   <CONTENTS>   【T.食品関連事業者向けガイドラインについて】   【U.その他ニュース】   【V.ミダックグループ トピックス】 ===================================   【T.食品関連事業者向けガイドラインについて】   今月は、『食品リサイクル法』関連の内容です。   平成28年1月に発覚した、産廃処分業者による食品廃棄物の不適正な転売事案を   受けての再発防止策の一環として、1/26に食品リサイクル法の判断基準省令等   が改正され、食品関連事業者向けの不適正な転売防止の取組強化のための   『ガイドライン』が公表されました。   (廃棄物処理法の見直しの中でも、この再発防止策について取り上げられました   (先月のメルマガ参照))   今月は、このガイドラインの概要について記載します。   このガイドラインは食品廃棄物の再生利用に特化して作られていますが、   その他の商品廃棄物の処理委託時の注意事項としても準用できると思います。   ( 詳細はこちら 環境省 報道発表資料     1/26 食品リサイクル法の判断基準省令等の改正及び        食品関連事業者向けガイドラインの公表        http://www.env.go.jp/press/103553.html   )   なお、このメルマガ内では分かりやすいように、   『食品関連事業者』 ⇒ 『排出事業者』   『再生利用事業者』 ⇒ 『処理業者』   と読替えます。   @ 排出事業者と処理業者との間の信頼関係の構築    ●排出事業者が処理業者との十分なコミュニケーションを実施し、再生利用事業     への理解を深め、排出事業者と処理業者がパートナーとして事業を進める。    ●処理業者とのやりとりを仲介業者などの第三者に任せきりにせず、     排出事業者が排出事業者責任を果たす。   A 食品廃棄物等の処理委託時における転売防止対策、その他注意事項    ●排出・処理の地域や、廃棄物の種類(一般廃棄物か産業廃棄物か、産業廃棄物     であればその種類は何か)に応じた許可を持つ処理業者に委託。    ●処理業者について以下の内容を確認(実地+書類等)。    ・再生品(肥料・飼料等)の品質管理のための措置がとられているか     (例:食器、楊枝その他の異物等の除去できる設備があり、      それらの異物等の処分方法が決まっている)    ・管理規程等はあるか    ・保管容量、処理能力は十分か(特に一度に大量に受け入れをしている場合)    ・数量等の管理がなされ、情報公開(画像・動画等含む)に応じているか    ・処理料金が安すぎないか     (実際の処理内容に照らし合わせて採算が合わなかったり、一般的処理料金の     半値以下だったりすると、排出事業者が「適正な対価を負担していない」と     判断され、不適正処理が行われた場合、廃棄物処理法上の「措置命令」の     対象となる可能性がある)    <再生施設訪問時の確認ポイント>    ・施設が稼働しているか、使用可能な状態にあるか(実際の製造状況を確認)    ・廃棄物が適切に保管されているか(場外に飛散、流出等していないか等)    ・事業場が清潔に保たれ、悪臭の発生、汚水等の流出、害虫等の発生がないか    ・再生品の在庫が過剰に保管されていないか、また、再生品の販売・利用が     継続的に行われており、記録が残されているか     (可能なら再生品利用者(肥料なら農家等)にも確認)   B 食品廃棄物等の引渡し時における転売防止対策    ●マニフェストやその他伝票等により、委託量を把握。(※)    ●施設にビデオカメラ等が備え付けられている場合、データ提供を依頼    ●転売リスクが高い場合はさらに…    ・委託前に包装の除去、毀損、その他一見して商品とならなくなるような措置     (例:パッカー車での回収⇒破砕され、他の廃棄物との混合される)     ⇒ただし、再生利用の取組を阻害しないよう留意。    ・賞味期限が切れている旨、廃棄物である旨、一見して食用に適さない旨     の表示や印の付与    ・再生施設への搬入に排出事業者が立ち会い、設備への投入を目視により確認    <不適正な転売のリスクが相対的に高いと考えられる場合>    ・不定期に、かつ一度に一定量以上発生する    ・商品として販売される場合と同様の姿のままで処理委託する必要がある     (容器入り液体など)    ・消費・賞味期間が比較的長く、一見して食用に供することが可能と思われる     状態が長期間持続される    ・そのまま転売可能な状態で、転売を行う経済的合理性があると考えられる   C 食品廃棄物等の処理終了時における転売防止対策    (Aで委託前に確認したことが、実際に行われているかを確認)    ●排出事業者側で委託量を把握する(上記Bの※)だけでなく、     処理業者における搬入量、再生施設への投入量、再生品の     製造量等の管理状況(記録)についても把握。    ●上記に加え、再生施設を訪問し、再生品の製造状況を目視で確認     したり、画像などを含めた報告書を提出してもらったりし、引き渡した     食品廃棄物等が委託契約どおりに処理されていることを定期的に確認。    ●再生品の販売等の状況を確認。   D その他    ●排出事業者が、従業員に必要な教育訓練を実施。    ●排出事業者が、処理業者の従業員への教育訓練の状況を把握するとともに、     ”両者が共同して”教育訓練の機会を設ける等により、再生利用等の     取組向上を目指すことが望まれる。    ●食品の資源循環の環(食品リサイクルループ)は重要な取組であり、     排出事業者において食品リサイクルループの形成・拡大の可能性を検討し、     地域における多様な食品リサイクルループの構築を推進することが望まれる。    ●(排出事業者)フランチャイズ本部事業者においては、フランチャイズ     加盟者に対し、必要な援助等も含めた指導を実施。   当社では食品廃棄物の再生は行っておりませんが、商品廃棄物を取り扱っており、   以下の対策をとっています。   ●処理施設内を監視カメラで監視(主要な施設では録画もあり)   ●夜間は施錠し、警備会社による監視(車両の出入り不可)   ●必要に応じて廃棄証明を発行(写真添付も可能)   ●施設への搬入〜処理時のお客様の立ち会いが可能   以上です。 ===================================   【U.その他ニュース】   環境省 報道発表資料 抜粋    1/19 中央環境審議会循環型社会部会廃棄物処理制度専門委員会(第8回)       の開催 (廃棄物処理法見直し関連)       http://www.env.go.jp/press/103471.html    1/20 違法と疑われる廃棄物回収業者の指導・取締の強化に関する       モデル事業の実施       http://www.env.go.jp/press/103440.html    1/24 中央環境審議会循環型社会部会特定有害廃棄物等の輸出入等の規制の       在り方に関する専門委員会、産業構造審議会産業技術環境分科会       廃棄物・リサイクル小委員会有害廃棄物等越境移動ワーキンググループ       合同会議(第4回)の開催 (バーゼル法関連)       http://www.env.go.jp/press/103529.html    <おまけ>    1/5  「今後の化学物質対策の在り方について(案)」に対する意見募集       http://www.env.go.jp/press/103418.html    1/23 エコアクション21ガイドライン2017年版(案)に対する意見の募集       (パブリックコメント)       http://www.env.go.jp/press/103544.html ===================================   【V.ミダックグループ トピックス】    1/12 本社で献血に協力しました。       http://www.midac.jp/archives/2105    1/18 平成29年 新春会 開催 *−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*    ■□ 編集後記 □■   今回の【みだコロジー】はいかがでしたでしょうか?   インフルエンザの流行が続いています。   たまに暖かい日もありますが、まだまだ寒い日が続くと思いますので、   体調を崩されないようお気をつけ下さい。   それでは次回の【みだコロジー】をお楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*    ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。     ご意見、ご質問もお待ちしております!     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