━―━―━―━―━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━        ☆    みだコロジー2019     ☆        ☆                 ☆        ☆ 〜みんなの環で地球をキレイに〜 ☆ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━  【2019年4月1日発行】  読者の皆様、こんにちは!     本日から新年度が始まりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。  新入社員の入社や、部署の異動などがありお忙しくされている方も多いか  と思いますが、業務の合間にでもメルマガを読んでいただけると幸いです。    本年度も引き続きみだコロジーをよろしくお願いします!     ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。    ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================  <CONTENTS>  【T.民間企業の気候変動適応ガイドについて】  【U.その他ニュース】  【V.ミダックグループ トピックス】 ===================================  【T.民間企業の気候変動適応ガイドについて】   環境省より、民間企業の経営及び実務に関わる方々を対象に、気候変動と  事業活動との関わりについての理解を深め、気候変動適応の取組を進める際  の参考として「民間企業の気候変動適応ガイド―気候リスクに備え、勝ち残る  ために―」が公表されました。     そこで、今月のメルマガでは、その概要をご紹介いたしますので、是非今後  の実務において必要に応じ役立てていただければと思います。    環境省  3/22 民間企業の方のための気候変動適応ガイドの公表について     https://www.env.go.jp/press/106606.html ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―  <1.企業の気候変動『適応』とは>   近年、気候変動による自然災害や熱中症リスクの増加、農作物の不作など  が事業活動にも大きな影響を及ぼし始めています。気候変動影響は地球温暖  化の進行とともに拡大することが懸念されており、変化する気候の影響を  将来にわたり回避・軽減する「適応」の取組の重要性が高まっています。  <2.事業活動における気候変動の影響>    気候変動は、従業員の労働環境の変化や原材料の収量・品質の低下、設備  の維持管理にかかるコスト増、市場ニーズの変化などの形で、企業の事業  活動に様々な影響をもたらしています。  <3.気候変動適応への取組をチャンスに変える>   気候変動適応への戦略的な取組は以下のベネフィットをもたらします。   ・事業継続性を高める   ・気候変動影響に対し柔軟で強靭な経営基盤を築く   ・ステークホルダーからの信頼を競争力拡大につなげる   ・自社の製品、サービスを適応ビジネスとして展開する  <4.気候変動適応の進め方>  (1)最初に行うこと    a.気候変動適応に取組む目的(方針)を明確にする    ⇒[例]気候変動に伴う作業環境への悪影響を最小にする    b.対象範囲(バウンダリー)    ⇒気候変動適応の取組を実施する範囲を明確にする     [例]特定の事業所    c.時間フレーム    ⇒いつの時点までの将来を考慮するかを明確にする    d.実施体制    ⇒中心となる組織と関与する組織等を明確にする    e.経営者の関与    ⇒気候変動適応は不確実性を伴う将来の課題への対応であるため     経営計画等と整合した取組が必要  (2)気候変動による影響(リスクと機会)を整理する    a.これまでに経験した気候変動影響等を整理する    ⇒[例]熱中症など従業員の健康に関する影響    b.将来の気候変動及び、各分野への影響に関する情報を入手する    ⇒事業活動への影響の要因(引き金)となる、将来の気候(気温、     降水量等)の変化や気候変動影響(気象災害に関する予測、     農作物や水産物、水資源、自然生態系などへの影響)に関する情報、     及び関連する情報(関連する自治体の適応計画、顧客等の気候変動     リスク管理方針、気候に関連した市場動向等)を収集    c.将来的に想定される具体的影響をリストアップする    ⇒[例]気温上昇による熱中症の増加    d.対応策の実態を整理する    ⇒現在実施されている(今後実施することが予定されている)対応の     実態を整理       (3)優先課題を特定する    ⇒整理された気候変動影響の中で、優先的に取組むべき(詳細に評価し、     必要に応じて対応措置を検討し実施する必要がある)課題を特定。     多数の影響の中から優先課題を特定する方法には、リスクベースの     考え方(顕在化の可能性が高く、その影響も大きな課題を選定する)     がある  (4)適応策を選定し実行する    a.適応策の選定    ⇒適応策の選択肢は以下の3つに大別。     @防御策を講じるなどにより、影響が顕在化することを回避(予防)する      [例]空調施設整備     A影響への耐性を付けるなどにより、顕在化した影響を軽減(最小化)する      [例]従業員の健康管理     B工場等の移転、ビジネスモデルの変更など、根本的な対応により影響      そのものを回避する      [例]他社への作業委託       b.適応策実施のタイミング    ⇒気候変動の影響が顕在化することが想定される時期を踏まえ、計画的に     適応策を実施  (5)進捗状況の確認と見直し    a.定期的なレビュー    ⇒気候変動の影響の適応に取組む目的に照らし、計画された適応策の     進捗状況とその効果について定期的に確認し見直しを実施    b.新たな予測情報に基づく見直し    ⇒気候変動は長期にわたり様々な影響をもたらす。そのため、定期的     に適応策を見直していく必要がある ===================================  【U.その他ニュース】   環境省 報道発表資料 抜粋   3/5  平成29年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査の結果(確報値)について      https://www.env.go.jp/press/106537.html   3/5  〜限りある資源を未来につなぐ。活動が加速!〜      "Re-Style パートナー企業"の新たな取組みが進行中!      https://www.env.go.jp/press/106550.html   3/7  環境省ホームページ「除染情報サイト」のリニューアル等について      https://www.env.go.jp/press/106540.html   3/11 平成29年度容器包装リサイクル法に基づく市町村の分別収集等の実績      について      https://www.env.go.jp/press/106551.html   3/19 平成29年度 大気汚染状況について      https://www.env.go.jp/press/106609.html   3/26 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)について      https://www.env.go.jp/press/106564.html ===================================  【V.ミダックグループ トピックス】   3/1  新卒採用 2020年度入社予定者向け会社説明会を開催いたします      http://www.midac.jp/info/20190301108.html   3/1  小学生の環境教育・施設見学を行いました      http://www.midac.jp/info/20190301109.html   3/14 はままつママゼミ 第6回を開催いたしました      http://www.midac.jp/info/201903140110.html   3/19 2019NEW環境展に出展しました      http://www.midac.jp/info/201903190111.html *−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*  ■□ 編集後記 □■  今回の【みだコロジー】はいかがでしたでしょうか?  今回のテーマは気候変動への適応でしたが、環境省の資料はまだ何も対策を  講じていない会社のみならず、既にある程度対策を講じている会社にとっても  充実した内容となっておりますので、是非ご参考にしてみてください。    それでは次回の【みだコロジー】をお楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。   ご意見、ご質問もお待ちしております!   (メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。)   ⇒ melmag@midac.jp  ◆バックナンバーはこちらからご覧ください。   ⇒ http://www.midac.jp/ml_backno .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  <みだコロジー2019>  発行元:株式会社ミダック   担当:経営企画部   静岡県浜松市中区板屋町111-2 浜松アクトタワー24F   TEL:053-488-7173 FAX:053-488-7274   URL: http://www.midac.jp/  ミダックは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄えるかけがえのない  地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う環境創造集団としての  社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物処理を追求してまいります。  ※このメールマガジンは、当社が信頼できると判断した情報に基づいて作成   したものですが、その正確性、完全性を保証するものではありません。   また、本資料に記された意見や予測、法令の解釈等は、資料作成時点での   当社の判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。掲載され   た記事・情報を許可なく転載することはご遠慮下さい。ただし、この   メールマガジンを職場の同僚やご友人に転送して頂くことは大歓迎です! ――― Copyright(C)2006-2019 MIDAC CO.,LTD. All Right Reserved.――――