━―━―━―━―━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━        ☆    みだコロジー2020     ☆        ☆                 ☆        ☆ 〜みんなの環で地球をキレイに〜 ☆ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━  【2020年7月1日発行】  読者の皆様、こんにちは!    新型コロナウイルス感染症に関し、6/19に都道府県をまたぐ移動の自粛が  全国で緩和されました。しかし、東京などでは感染者が増えており、  第2波、第3波も懸念されます。  社会経済活動のレベルを引き上げていくことも必要ですが、以前と同じ生活  に戻すのではなく、感染予防を踏まえた「新しい生活様式」が求められて  います。  http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html#newlifestyle  引き続き、感染予防の意識を持って行動していきたいと思います。  それでは今月号も最後までお付き合いよろしくお願いします!  ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。    ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================  <CONTENTS>  【T.「令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」に   ついて】  【U.その他ニュース】  【V.ミダックグループ トピックス】 ===================================  【T.「令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」に   ついて】  6/12に上記の白書が公表されましたので、概要についてご紹介します。  ■詳細はこちら(環境省HP)  令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の閣議決定について  http://www.env.go.jp/press/108093.html  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  本年の白書について・・・  「気候変動時代における私たちの役割」として、政府、自治体、企業、  私たち個人による脱炭素型、自立分散型の社会づくりに向けた具体的な取組  及び新型コロナウイルス感染症に対する環境行政の対応について記載して  います。  コロナ後の経済復興に当たっては、持続可能でレジリエント(※)な経済社会  へと再設計していくことが不可欠です。  白書においては、一人一人ができる取組の一つである食やエネルギーの  「地産地消」など自立分散型の社会づくりに向けた取組を具体事例とともに  紹介しています。    ※レジリエント:弾力があるさま。柔軟性があるさま。    *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *    第1部 総合的な施策等に関する報告   第1章 気候変動問題をはじめとした地球環境の危機   【気候変動問題@】   国内外で深刻な気象災害が多発、地球温暖化で今後気象災害のリスクが   更に高まると予測。 / 「気候変動」から「気候危機」へ。      【気候変動問題A】   世界の温室効果ガス排出量は増加、日本は5年連続削減、経済成長と   デカップリング。2020年からパリ協定本格運用開始、COP25で   市場メカニズム等の交渉前進に貢献。      【海洋プラスチックごみ汚染及び生物多様性の損失】   2050年には魚の重量を超えるとの試算。G20大阪サミットで我が国が牽引   した「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」で2050年までに海洋プラス   チックごみによる追加的な汚染ゼロを目指す。      推計100万種の生物が絶滅の危機に。次期世界目標には社会変革の観点が   重要。世界目標の議論では、我が国が提唱し国際的にも評価されている   SATOYAMAイニシアティブを積極的に発信する。      【気候変動問題をはじめとした地球環境の危機】   人間生活、経済・社会システムに起因して環境の基盤へ悪影響。   地球環境の危機に対応するためには社会変革が必要。         第2章 政府・自治体・企業等による社会変革に向けた取組      【気候変動×防災の視点に立った社会変革】   将来高まることが予想される気象災害リスクに対応するため災害大国日本   のノウハウを活かしつつ「気候変動×防災」の視点で社会変革を推進。      【気候変動×デジタルによる社会変革】   気候変動対策で必要なデータのより正確な把握・管理等のため、社会変革   の原動力となるデジタル技術を活用した「気候変動×デジタル」を通じた   クレジット創出、都市の精緻な排出状況把握を推進。      【気候変動に関する政府の取組】   G7で初めて「脱炭素社会」を掲げた「パリ協定に基づく成長戦略としての   長期戦略」等を策定。削減効果の高いフルオロカーボン排出削減策を世界   のトップランナーとして展開。      【脱炭素社会づくりに向けた政府以外のプレーヤーの取組@】   2050年に温室効果ガス等を実質ゼロを目指す自治体の取組がCOP25で高く   評価。ゼロカーボン自治体は日本人口の約半数に迫る勢いで増加。   先進的取組の横展開を支援。      【脱炭素社会づくりに向けた政府以外のプレーヤーの取組A】   脱炭素化を取り込む企業数は世界トップレベルに。   企業行動を促す環境整備、技術開発・導入を支援。      【海洋プラスチック・生物多様性に係る政府の取組】   ワンウェイ利用の削減等プラスチック資源循環を加速化させるため、   「プラスチック資源循環戦略」に基づき、レジ袋有料化から着手。   生物多様性に関して愛知目標の達成に大きく前進するため「沖合海底   自然環境保全地域制度」を創設。      【脱炭素型の持続可能な地域づくり〜地域循環共生圏の創造@〜】   世界共通の目標であるSDGsを地域で実践するためのビジョンである地域   循環共生圏の創造を目指す。地域ニーズを踏まえ、地域資源を活用した   ビジネス創出をイノベーションやパートナーシップにより創造。      【脱炭素型の持続可能な地域づくり〜地域循環共生圏の創造A〜】   地域循環共生圏を実現するためには、再エネ、循環資源、自然資源等を   生かして、地方創生する取組を推進。他省庁のまちづくり、社会福祉、   地域金融関係施策とも連携して展開。      【脱炭素型の持続可能な地域づくり〜地域循環共生圏の創造B〜】   地域循環共生圏の構築には公的資金に加え民間資金の導入も必要不可欠。   我が国の特徴である地域に根ざした地域金融機関を応援するため、「ESG   地域金融実践ガイド」等で地域におけるESG金融の実践を強力に後押し。         第3章 一人一人から始まる社会変革に向けた取組      【脱炭素型の持続可能な社会づくりに向けたライフスタイルイノベーション】   我が国の脱炭素化を加速化するため、排出量の約6割を占める一人一人   の日常生活について、快適性、利便性を向上した脱炭素型のライフスタ   イルへと変革が必要。      【住まい】   住まいについて、ZEH化、再生可能エネルギー由来の電気の購入、ナッジ   によるエネルギー消費量の「見える化」による行動変容の促進、地域の   木材等の自然資源等の利用による暮らしに循環を取り入れることが重要。      【食】   食について、地産地消、有機食品の選択、食品ロス削減等が重要。      【衣服】   衣服について、世界に先駆けた羽毛リサイクル率100%といったリサイクル   の取組が進められている中、衣服のリユース・リサイクルやオーガニック   コットンの利用等が重要。      【交通と輸送】   交通について電気自動車等の次世代自動車への転換、高齢化が進む中で   MaaS等の活用により公共交通機関の利便性の向上や地域住民の生活の足等   を提供するグリーンスローモビリティの利用等が重要。      【働く/レジャー・余暇】   自然豊かな場所で働くことや自然に親しむレジャー・余暇は、人生を豊か   にしながら、環境への知識を高め、環境負荷の削減につながることから、   ワーケーションやエコツーリズムが重要。      【ライフスタイルイノベーションが促す社会変革】   国民一人一人が快適で利便性の高い脱炭素型のライフスタイルが選択   できるよう、行政や企業の取組を進め、ライフスタイルイノベーション   を実現。         第4章 東日本大震災からの復興と環境再生の取組      全ての特定復興再生拠点区域の避難指示解除に向けて、家屋等の解体・   除染を着実に実施。      福島県内の除去土壌等の中間貯蔵施設への輸送、減容・再生利用等の取組   の推進。      福島再生・未来志向プロジェクトにより、脱炭素・資源循環・自然共生に   おいて最先端の取組を行い全国に広く発信する。         第5章 新型コロナウイルス感染症に対する環境行政の対応      環境省は、廃棄物処理業等における新型コロナ感染症拡大防止策や緊急   経済対策、感染症と生態系の関係についての調査研究等により新型コロナ   ウイルス等の感染症対策と持続可能で強靱な経済社会への移行を一体的   推進。    ===================================  当白書は、毎年発行されているものです。    環境省HPでは、過去のものを読むことができます。    環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書  http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/    大きい流れだけつかむには「こども環境白書」もいいかもしれません。  http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/kodomo.html    参考:2020.1月号 メルマガ  令和元年版 環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書について  http://www.midac.jp/mail/backnumber/202001.txt    過去のものと見比べると国の動向や社会の変化がわかりますね。  今回は「新型コロナウイルス感染症」についての記載が追加されました。 ===================================  【U.その他ニュース】   環境省 報道発表資料 抜粋   6/29 環境教育等促進法に基づく「人材認定等事業」登録制度の新規登録      について(産業廃棄物適正管理能力検定      【一般社団法人企業環境リスク解決機構】)      http://www.env.go.jp/press/108160.html   6/26 令和2年度「廃棄物エネルギーの有効活用によるマルチベネフィッ      ト達成促進事業」の公募について      http://www.env.go.jp/press/108090.html   6/26 「再生可能エネルギー情報提供システム(REPOS(リーポス))」      (1.0版)の開設について      http://www.env.go.jp/press/108124.html   6/26 地域循環共生圏づくりプラットフォームにおける「企業等登録      制度」を開始いたします!      http://www.env.go.jp/press/108137.html   6/26 令和元年度 持続可能なローカルSDGsビジネスの先進的実例と      成功のポイント      http://www.env.go.jp/press/108128.html   6/23 コロナ後の日本の未来と希望を考える会〜気候危機を乗り越え、      新しい自然共生を目指す〜(五箇勉強会)の開催について      http://www.env.go.jp/press/108141.html   6/23 サーキュラー・エコノミー及びプラスチック資源循環ファイナンス      研究会(第2回)の開催について      http://www.env.go.jp/press/108116.html   6/16 平成30年度水質汚濁防止法等の施行状況について      http://www.env.go.jp/press/108092.html   6/16 中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環小委員会、      産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会      プラスチック資源循環戦略ワーキンググループ合同会議(第3回)      の開催について      http://www.env.go.jp/press/108098.html   6/15 「漂流マイクロプラスチックのモニタリング手法調和ガイドライ      ン」の改訂について      http://www.env.go.jp/press/108089.html   6/12 令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の閣議決定      について      http://www.env.go.jp/press/108093.html   6/5 令和2年度廃プラスチックの輸出に係るバーゼル法該非判断基準      策定のための検討会(第1回)の開催について      http://www.env.go.jp/press/108093.html   6/2 産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する      状況(平成29年度実績等)について      http://www.env.go.jp/press/107913.html   6/2 新型コロナウィルスからの復興と気候変動・環境対策に関する      「オンライン・プラットフォーム」について      http://www.env.go.jp/press/108079.html   6/1  令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金      (電動化対応トラック・バス導入加速事業)の公募について      http://www.env.go.jp/press/108071.html ===================================  【V.ミダックグループ トピックス】   6/30 新型コロナウイルス感染拡大を受けて      http://www.midac.jp/info/202006300171.html      IR情報はこちら http://www.midac.jp/ir/ *−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*  ■□ 編集後記 □■  今回の【みだコロジー】はいかがでしたでしょうか?    白書にも記載されていますが、7/1よりレジ袋の有料化が始まりました。  一時、海洋プラスチック問題が大きく報道されましたが、一過性のもの  だったように思います。しかし、レジ袋の有料化は生活に直結したもので、  その変化によって、少しでも意識する人が増えるといいと思います。  今後は、ちょっとした買い物でも、マイバックを持参したいと思います。    それでは次回の【みだコロジー】をお楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。   ご意見、ご質問もお待ちしております!   (メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。)   ⇒ melmag@midac.jp  ◆バックナンバーはこちらからご覧ください。   ⇒ http://www.midac.jp/ml_backno .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  <みだコロジー2020>  発行元:株式会社ミダック   担当:経営企画部   静岡県浜松市中区板屋町111-2 浜松アクトタワー24F   TEL:053-488-7173 FAX:053-488-7274   URL: http://www.midac.jp/  ミダックは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄えるかけがえのない  地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う環境創造集団としての  社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物処理を追求してまいります。  ※このメールマガジンは、当社が信頼できると判断した情報に基づいて作成   したものですが、その正確性、完全性を保証するものではありません。   また、本資料に記された意見や予測、法令の解釈等は、資料作成時点での   当社の判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。掲載され   た記事・情報を許可なく転載することはご遠慮下さい。ただし、この   メールマガジンを職場の同僚やご友人に転送して頂くことは大歓迎です! ――― Copyright(C)2006-2020 MIDAC CO.,LTD. All Right Reserved.――――