━―━―━―━―━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━        ☆    みだコロジー2021     ☆        ☆                 ☆        ☆ 〜みんなの環で地球をキレイに〜 ☆ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━  【2021年3月1日発行】  読者の皆様、こんにちは!  新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、全体の感染件数は  だいぶ減ってきましたが、各地でのクラスター発生など、まだ油断でき  ない状況が続いています。  オリンピック開催も気になるところですが、引き続き感染対策を徹底して  いきましょう。  それでは今月号も最後までお付き合いよろしくお願いします!  ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。    ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================  <CONTENTS>  【T.今後のプラスチック資源循環施策のあり方について(環境省)】  【U.その他ニュース】  【V.ミダックグループ トピックス】 ===================================  【T.今後のプラスチック資源循環施策のあり方について(環境省)】  今回は、1/28の中央環境審議会(途中省略)プラスチック資源循環戦略  ワーキンググループ合同会議で議論された『今後のプラスチック資源循環  施策のあり方について』についてご紹介します。    詳細は以下をご参照ください。  https://www.env.go.jp/council/03recycle/8_3.html  https://www.env.go.jp/council/03recycle/yoshi03-14.html    T.考え方(一部抜粋)   ●「プラスチック資源循環戦略(2019.5.31)」(以下「戦略」)では、    その展開を通じて、国内でプラスチックを巡る資源・環境両面の課題を    解決するとともに、日本モデルとして我が国の技術・イノベーション、    環境インフラを世界全体に広げ、SDGsでも求められている地球規模    の資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題等の    同時解決に貢献し、資源循環関連産業の発展を通じた経済成長・    雇用創出など、新たな成長の源泉としていくこととしている。   ●資源循環の高度化に向けた環境整備の具体化を通じて、循環経済への    移行に向けた再設計(Redesign)を進め、    @資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題*、気候変動問題等**     の同時解決に貢献することはもとより(環境面)、     *「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向けて取り組む     **2050 年カーボンニュートラルの実現に向けて取り組む    Aプラスチック資源循環への貢献をグローバル市場における中長期的な     競争力の確保につながる我が国の新たな成長エンジンと捉え、中小     企業を含むあらゆる企業にとっての成長分野として投資ができる     環境整備を進め(経済面)、    B少子高齢化への対応や消費者のライフスタイル変革を促すことで     (社会面)、   「環境、経済、社会の三方よし」を目指していく。  U.主な施策   1.リデュースの徹底   2.効果的・効率的で持続可能なリサイクル    (1)リユース・リサイクル可能な製品設計    (2)プラスチック資源の回収・リサイクルの拡大と高度化     (@)家庭から排出されるプラスチック資源の回収・リサイクル       (市町村による分別回収)(事業者による自主回収)     (A)事業者から排出されるプラスチック資源の回収・リサイクル     (B)効率的な回収・リサイクルの基盤整備   3.再生素材やバイオプラスチックなど代替素材の利用促進    (1)再生素材の利用促進    (2)バイオプラスチックへの代替促進   4.分野横断的な促進策    (1)消費者の理解・協力の促進    (2)企業・地方公共団体による先進的な取組の展開    (3)ESG金融による取組の後押し    (4)政府の率先的・基盤的な取組  V.おわりに   ●「戦略」の実現に向け、Uの施策について、予算、制度的対応をはじめ    総合的かつ速やかに検討・実施していくべきである。    このほか、行政のデジタル化の動向も踏まえながら、資源循環分野に    おいても、行政手続の効率化・ワンストップ化等に向けたデジタル    基盤構築を進めるべきである。   ●施策の進捗状況やプラスチック資源循環の状況について、「戦略」の    実現に向けた中間的なタイミングで整理・評価を行うなど、適切に    PDCAを回していくとともに、必要に応じて更なる施策を検討する    ことが適切である。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――   ただし、上記施策については、やるべきことはわかっても、具体的にどう  進めるのか、が重要です。  鼻にストローが刺さったウミガメの動画を発端に海洋プラスチック問題が  話題になりましたが、一時的に終わってしまったような気もします。  レジ袋の有料化についてもそんなに効果がないのでは、という意見もあり  ます。  どちらにしても、(プラスチック問題に限らず)重要なのはひとりひとりの  意識であり、プラスチックの使用により、清潔の維持・破損の防止等が可能  になった訳ですが、今の品質が高くなりすぎていて、その品質を落とすこと  に耐えられない人がほとんどなのではないかと思います。  少しの破損でもあれば(使えるのに)交換を求めるのが当たり前であったり  少し高価な物であれば立派な包装をされるのが心地よかったり…  SDGsやESGという言葉が一般的になりましたが、環境保全が大事、  資源を未来に残す必要がある、ということが分かっている人でも、実際の  生活の中での感覚・行動と紐づかないのであれば、意味がありません。  すぐに変えることは無理ですが、「資源を無駄に使うこと、ごみを多く出す  ことが苦痛」という意識に少しずつでも転換していけるといいと思います。  食品ロス問題にしても、食品ロス削減推進法が制定され、各種取組が行わ  れていますが、まだまだ「嫌い・おいしくないから残す」「足りないと  いけないから多めに買う・注文する」「食べ過ぎは体によくない、太る  から残す」などという考え方の方が一般的であり、こういう時、海外や  日本国内の貧困問題(食べたくても食べられない人がいる)とつなげて  考えることはほぼありません。  SDGsなど、「重要であることはわかるが、(話が大きすぎて)自分  には関係ない」と思わずに、自分のこととして考えることが大事なのだと  思います。  また、そうはいっても大人の意識を変えるのは難しいので、将来を担う  子供たちの教育の中で小さい頃から意識付けをしていくことで、将来的に  社会全体の風土を変えていくことができるのではないかと思いました。    なお、『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』の制定が  検討されているようですので、動向に注意したいと思います。 ===================================  【U.その他ニュース】   環境省 報道発表資料 抜粋   2/22 オンラインセミナー「「環境経営」の変化と企業に求められる対応」      の開催について      http://www.env.go.jp/press/109206.html   2/22 中央環境審議会地球環境部会カーボンプライシングの活用に関する      小委員会(第13回)の開催について       http://www.env.go.jp/press/109179.html   2/22 第3回 日本オープンイノベーション大賞 環境大臣賞受賞者の      決定について      http://www.env.go.jp/press/109175.html      (内閣府)日本オープンイノベーション大賞      https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/index.html      (受賞取組)      https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/3kai_jusho_torikumi.pdf   2/22 ポジティブインパクトファイナンスタスクフォース(第6回)の      開催について      http://www.env.go.jp/press/109168.html   2/18 小泉環境大臣による「国・地方脱炭素実現会議における地域      脱炭素ロードマップ策定に係るヒアリング(第2回)」の開催      について      http://www.env.go.jp/press/109198.html   2/15 小泉環境大臣による「国・地方脱炭素実現会議における地域      脱炭素ロードマップ策定に係るヒアリング(第1回)」の開催      について      http://www.env.go.jp/press/109167.html   2/5 「第6回全国ユース環境活動発表大会全国大会」の審査結果に      ついて      http://www.env.go.jp/press/109073.html   2/2 報告書「ナッジとEBPM 〜環境省ナッジ事業を題材とした実践から      好循環へ〜」の公表について      http://www.env.go.jp/press/109068.html   2/2 「環境デュー・ディリジェンス普及セミナー」の開催について      http://www.env.go.jp/press/109002.html       ===================================  【V.ミダックグループ トピックス】   2/22 移動式循環リサイクルカーお披露目式を開催します      http://www.midac.jp/info/202102220193.html   2/18 花のリレー・プロジェクトの除草作業を行いました      http://www.midac.jp/info/202102180192.html   2/5 浜松五島海岸清掃活動を行いました      http://www.midac.jp/info/202102050191.html   IR情報はこちら http://www.midac.jp/ir/ *−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*  ■□ 編集後記 □■  今回の【みだコロジー】はいかがでしたでしょうか?    新型コロナウイルスの感染拡大が言われ始めてから1年以上経ちました。  感染対策が生活に浸透し、その上でいろいろ工夫して快適に・楽しく  過ごされている方もいらっしゃるかと思いますが、それでも早く  収束して欲しいものです。  それでは次回の【みだコロジー】をお楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。   ご意見、ご質問もお待ちしております!   (メールマガジン送信元アドレスには返信しないで下さい。)   ⇒ melmag@midac.jp  ◆バックナンバーはこちらからご覧ください。   ⇒ http://www.midac.jp/mail/backnumber.html .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  <みだコロジー2021>  発行元:株式会社ミダック   担当:経営企画部   静岡県浜松市中区板屋町111-2 浜松アクトタワー24F   TEL:053-488-7173 FAX:053-488-7274   URL: http://www.midac.jp/  ミダックは、水と大地と空気そして人、すべてが共に栄えるかけがえのない  地球を次の世代に美しく渡すために、その前線を担う環境創造集団としての  社会的責任を自覚して、地球にやさしい廃棄物処理を追求してまいります。  ※このメールマガジンは、当社が信頼できると判断した情報に基づいて作成   したものですが、その正確性、完全性を保証するものではありません。   また、本資料に記された意見や予測、法令の解釈等は、資料作成時点での   当社の判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。掲載され   た記事・情報を許可なく転載することはご遠慮下さい。ただし、この   メールマガジンを職場の同僚やご友人に転送して頂くことは大歓迎です! ――― Copyright(C)2006-2021 MIDAC CO.,LTD. All Right Reserved.――――