2050年のカーボンニュートラル社会実現を目指し、
ミダックグループでは次のCCUS※に関する取り組みを行っています。
- ※Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage:二酸化炭素の分離・回収・貯留・利用技術
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2050年のカーボンニュートラル社会実現を目指し、
ミダックグループでは次のCCUS※に関する取り組みを行っています。
廃棄物焼却施設等から排出されるCO2を、焼却施設等から生じるばいじん等に固定し、管理型最終処分場に貯留する技術開発を進めています。当技術は早稲田大学との共同研究の成果で、ばいじん等1gあたり最大0.14gのCO2を固定化できるということが分かりました。
株式会社Logomix様と共同で、最終処分場が抱える課題をバイオテクノロジーを用いて解決しようとする新たな取組みを開始しました。本研究を推進し、最終処分場における環境負荷低減・コスト削減に繋がる技術の確立を目指します。
有用物質を生産する微細藻類の培養に排ガス等から分離回収したCO2を利用するための研究を、ミダック微細藻類CCU研究室「MiMiCCU Lab.(ミミックラボ)※」で実施しています。本研究でのターゲットは、抗ガン性や抗肥満などで高い効用が期待されている「フコキサンチン」という物質です。
2023年度は株式会社アルヌール様との共同研究として、数種類のフコキサンチン産生藻類の増殖性やフコキサンチン含量などを評価するなど、商用化に向けての第一歩を踏み出しました。
2024年度からは、大量生産の実現に向け、培養槽の容量を拡大した実験、フコキサンチン抽出・精製の技術開発などを進め、研究を加速していきます。
事業活動に伴い発生する環境負荷の全体像を把握・分析し、低減化に努めています。
環境負荷低減策の一つとして、廃棄物の焼却時に発生する熱を可能な限り利用し、
省エネルギー処理を実施しています。
廃棄物の収集運搬や処分には多くのエネルギーを消費していることを認識し、事業活動のなかでの環境負荷低減に取り組んでいます。
当社グループは、TCFD提言への賛同に基づき、気候変動が事業に与えるリスクや機会の分析を行い、情報開示を進めてまいります。
当社は2021年10月より、当社内の事業所で使用するすべての高圧電力を、CO2ゼロ電力へと切り替えています。CO2ゼロ電力とは、発電時に排出されるCO2を実質ゼロにする電力で、再生可能エネルギーで発電した電力の使用や非化石証書の購入により、CO2排出量実質ゼロを実現しています。
2023年度は約5,000MWhの電力をゼロ電力とし、およそ2,200tのCO2※を削減することができました。